パナソニックピンチか!テスラとの電池工場のリスク
パナソニック株が反落しています。
テスラの量販車種「モデル3」があまり売れていない模様です。
パナソニック<6752>は大幅反落。米テスラでは2日、10-12月期の販売台数が9万700台だったと発表、市場予想を下回っている。量産車「モデル3」の販売台数が6万3150台と市場予想の6万5300台を約3%下回ったことが主因となっている。リチウムイオン電池の量産工場をテスラと共同で立ち上げ、電池を生産している同社にとっても「モデル3」の動向は最大の焦点となっており、ネガティブな見方が先行しているようだ。
ネバダ州にあるテスラ用電池工場

パナソニックとテスラの工場、ギガファクトリー
2018 年半ば、ギガファクトリー1におけるバッテリー生産は年間でおおよそ20GWhに達し、世界最大のバッテリー生産工場となりました。kWhベースで換算すると、現在テスラはすべての自動車メーカーが生産する総電力量よりも多くのバッテリーを製造しています。ギガファクトリーでの生産量が増えると、バッテリーセルの生産コストは、スケールメリット、革新的な製造方法、無駄の削減、そして生産プロセスのほとんどを1か所にまとめるなど最適化を図ることで大幅に削減することができるようになります。バッテリーのコストを下げることで、より幅広いお客様にテスラの製品を提供できるようになります。それにより、テスラは世界の持続可能エネルギーへのシフトをさらに加速することが可能になります。
車の生産が軌道に乗れば、バッテリーの供給体制には問題はなさそうですが・・・
テスラ株長期フィボナッチ分析
まずは、テスラ株を見てみよう。長期月足チャートだ。
月足での長期チャートで見ると、ネガティブな報道がされる割には株価は堅調です。
高値390ドルと安値20ドルの0.618押し水準249ドル、
高値390ドルと安値141ドルの0.382押し水準236ドル、
この水準が強力なサポートとなっていて相場を支えています。(チャート上のブルーのライン)
高値圏でのもみ合いとなっていていることがわかります。
短期上昇トレンド、長期上昇トレンド継続。チャート直近のバーの安値が、赤とブルーのMAにサポートされている様子がわかります。
自信満々だが・・・・(二人とも)
テスラの株価は堅調であることは確認できた。
ではパナソニックは?
パナソニックチャート分析
今度はパナソニック週足チャートを見てみる。
ひどいチャートです。モデル3の問題だけではないですね。
高値から半値水準まで下落しています。大型株でこれは厳しいですね。
まずは、ブルーの短期トレンドが上昇に転じないと買っていくのは難しそうです。
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 純利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
---|---|---|---|---|---|---|
◎14.3 | 7,736,541 | 305,114 | 206,225 | 120,442 | 52.1 | 13 |
◎15.3 | 7,715,037 | 381,913 | 182,456 | 179,485 | 77.7 | 18 |
◇16.3 | 7,626,306 | 230,299 | 227,529 | 165,212 | 71.3 | 25 |
◇17.3 | 7,343,707 | 276,784 | 275,066 | 149,360 | 64.3 | 25 |
◇18.3 | 7,982,164 | 380,539 | 378,590 | 236,040 | 101.2 | 30 |
◇19.3予 | 8,300,000 | 425,000 | 420,000 | 250,000 | 107.2 | — |
業績は別に悪くない、ちょっと売られすぎって感じもあります。
買えるチャンスがあるかどうか見ていきたいですね。
高値で買われて持っている方はなかなか売り時がなかったかもしれません。
しばらく我慢して持続でいいのではないでしょうか?

今回、テスラのモデル3の販売が予想を下回ったことで株価にどのような影響があるのか見てみようとおもいましたが、それ以前にパナソニックの株価はひどい状態になっていました。その割にテスラ株が堅調なので釈然としません。今後も注視していきたいと思います。
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